お客様各位
【9月6日:今朝の状况】
※為替(ドル/円 ) :1ドル=140円57銭【 07:00現在】
※N.Y.ダウ: 31318.44(-337.98)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 7652.5(+65.5)
②午後売: 7685
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 3.4215(+0.007)
④金: 1709.8(+13.2)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:86.87(+0.26)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1120円
②ロンドン午後:1130円
③N.Y. : 1110円
※ニューヨーク為替引値(円)
140.59-140.62(0.39円安-0.39円安)
【9月5日:昨日の状況】
※国内銅建値1120円( 9月5日より-20円)
《雑線の分け方》
※人の紹介を受けて、初めて訪問する客先に行って参り
ました(九州で台風11号の影響を受けました)。
初めて訪れる会社を見て思うのは、雑線の管理方法は、
日本全国どこでも同じだなあということ。
※その主流は
①エフケーブル(VVF・地域によってVA線と呼ぶ)
②雑線(銅分40−43%が中心)
③家電線(付き物多く、大抵歩留まり35%前後←★
注)という三つの分け方。
(あとは分けても自動車ワイヤーハーネス)
※今日のテーマは「価格が高く売れるからこそ、それに
見合った管理方法(分け方・選別方法)になりますよね」
ということ。
※今でこそ銅建値は下がっても1,100円/kg台ですが、
20年前、2002年頃は銅建値が200円〜300円/kgでした。
つまり銅価格が今の4分の1〜5分の1でありました。
※銅分4割程度の雑線なぞ、市中取引価格は60.~80円/kg
程度でした。
※当時“雑線“の価格は“雑線の一種類だけ“で、上述
の①も②も③も、ハーネスも、エアコンパイプ、メッキ
吊りハンガーまで、ぜーーーーんぶひっくるめて“雑線“
であったのです。※そりゃそうです、わざわざ分けた処
でエアコンパイプが100円、エフが90円、雑線が80円、
家電線が70円、なら、全部まとめて85円でいい!となり
ます。
※今現在、誰が教えたわけでもなく、全国どこに行って
も問屋さんが班を押したように、雑線を種類別に分けて
いるのは、兎にも角にも、分けた方が高く売れるからで
す。銅単価が上がり①②③の差が開いたからなのです。
※今は当然のように分けて管理してる雑線ですが、何か
のきっかけで銅相場が下落し、銅建値が300円/kgまで下
がれば、①エフケーブルと③家電線を、雑線から分ける
ことを、誰もしなくなるのだなあ〜などと妄想に浸って
みたわけです。“もう中“(妄想中年〇、もう中学生X)
ですね。
(★注)家電線の歩留まり一般的に家電線と言っている
品物こそ、銅歩留まりが怪しい物はありません。日本中、
誰も、家電線の歩留まりを良くわかっておりません。
簡単に36%だ38%だと仰る方がいますが、弊社が自社
加工・輸出先で加工した長年の実績を見る限り、36%
出るのはなかなか珍しく、33−35%が多い。下手すると
30−33%の物も沢山あります。 加工を実際にしていな
い方は、安易に歩留まりを口にしない方が身の為です。
(と、脅かしてみる)
※雑線(ヤード持込):【9月5日現在】
【1】ワイヤーハーネス:355円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):330円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):290円前後
【4】雑線B :200-230円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています】
以上